Windows 11 25H2を非対応PCにインストールする方法【完全ガイド】

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カテゴリ:パーティション管理|更新日:2025-09-25 11:14:17

Windows 11 25H2は2025年秋にリリース予定の最新バージョンです。しかしMicrosoftの厳格なシステム要件により、多くの既存PCがアップグレード対象外になることが予想されます。

本記事ではシステム要件を満たさない非対応PCでも、Windows 11 25H2を安全にインストールする方法を解説します。

Part1:非対応PCにWindows 11 25H2をインストール可能?

非対応PCへのWindows 11 25H2の移行は、従来の制限を回避する技術により実行可能です。

1. Windows11非対応PCをアップグレードできる?

技術的には、Windows11非対応PCをアップグレードすることは可能です。最新のツールと手法により、TPM 2.0やCPU要件などの制限を回避できるようになっています。

ただし非公式な方法のため、自己責任での実施が前提となります。

2. Windows11 25h2の非対応PC

以下に、Windows 11 25H2で対応要件となる主要なカテゴリと非対応PCの例を示します。

  • カテゴリ
  • 非対応PCの例
  • 説明
  • CPU
  • Intel第7世代以前、AMD Ryzen第1世代以前
  • 2017年以前に発売されたプロセッサー搭載PC
  • TPM
  • TPM 1.2、TPM非搭載PC
  • Trusted Platform Module 2.0が必要だが、古いバージョンまたは非搭載
  • セキュアブート
  • UEFI非対応、レガシーBIOS
  • 従来のBIOSを使用するPC、UEFI対応でもセキュアブート無効
  • メモリー
  • 4GB未満のRAM
  • システム要件の最低メモリー容量を下回るPC
  • ストレージ
  • 64GB未満の容量
  • 最低ストレージ要件を満たさないPC
  • 古いPCの例
  • Dell Optiplex 790/990 シリーズ
  • CPUおよびTPMが非対応
  • Lenovo ThinkPad T440/T450
  • CPUが古く、TPM 2.0非搭載の機種あり
  • HP EliteBook 840 G1/G2
  • CPUが非対応、一部TPM非搭載
  • 古い自作PC
  • CPUまたはマザーボードがTPM 2.0/セキュアブート非対応

Part2:Windows 11 25H2を非対応PCにインストールする方法

非対応PCへのWindows 11 25H2インストールには、次のように複数の選択肢があります。

方法1. 4DDiG Partition Managerを使う

4DDiG Partition Managerは、もっとも安全で確実な、非対応PC向けWindows 11アップグレードソフトです。このツールは直感的なユーザーインターフェースを提供し、複雑な設定や専門知識を必要とせず、システム要件を自動的に回避してアップグレードを実行します。

4DDiG Partition Managerの主要な利点として、データ移行機能、パーティション管理機能、そして安全なアップグレード処理が一体化されている点が挙げられます。従来の方法と比較して、エラーの発生リスクが大幅に軽減され、初心者でも安心して使用できる設計となっています。

またWindows 11 25H2へのアップグレード確認と要件回避機能により、TPM 2.0なしでもスムーズにインストールが完了します。

無料ダウンロード

安全なダウンロード

  • 4DDiG Partition Manager をインストールして起動します。 「Windowsのダウンロードとアップグレード」セクションに移動し、「Windows 11へのアップグレード」を選択します。

    「Windowsのダウンロード」を選択
  • こちらで、お使いのコンピューターが最小システム要件を満たしているか確認できます。 「アップグレード診断と実行」をクリックしてください。

    「アップグレード診断と実行」をクリック
  • 後で、お使いのPCがWindows 11にアップグレード可能かどうかのリストが表示されます。 もしPCがシステム要件を満たしていない場合は、「次へ」をクリックして回避します。

    Windows 11にアップグレード可能か
  • システムの言語と地域を選択し、「アップグレード開始」をクリックしてください。続行するには、「はい」をクリックしてください。

    「アップグレード開始」をクリック
  • Windows 11の要件を回避するには少し時間がかかりますので、しばらくお待ちください。完了したら、Windows 11 にアップグレードできます。

    Windows 11の要件を回避

方法2. TPM / CPUチェックを回避してインストール

レジストリ編集によるTPM/CPUチェック回避という定番手法があります。Windows 11インストール時にシステム要件チェックを無効化することで、非対応ハードウェアでもインストールを可能にします。

  • Windows 11 25H2のISOファイルをMicrosoft公式サイトからダウンロードし、USBメディアを作成します

  • 検索欄に「regedit」と入力してレジストリエディタを開きます

  • 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup」に移動し、「LabConfig」キーを新規作成します

  • 以下のDWORD値を作成し、それぞれ値を「1」に設定します :

    • BypassTPMCheck
    • BypassSecureBootCheck
    • BypassRAMCheck
    • BypassCPUCheck
  • レジストリエディタを終了し、インストールを継続します

    DWORD値を作成

方法3. Flyoobeを使って非対応PCにインストール

Flyoobeは、Windows 11のOOBE(Out Of Box Experience)をカスタマイズし、非対応PCでもインストールを可能にするツールです。従来のFlyby11から発展したこのツールは、Windows11 25h2に非対応PCへのクリーンインストールに最適化されています。

  • 公式配布元からFlyoobeApp.zipをダウンロードし、解凍

  • 「Flyo.exe」を管理者として実行

  • 「Upgrade (Done)」>「Download ISO」の「Microsoft Website」を選択

  • ダウンロードしたISOファイルが自動でマウントされます

  • 画面の指示にしたがってインストールを実行

    「Microsoft Website」を選択

Flyoobeの特徴として、ISOインストール対応、OOBE自動化、不要なプリインストールソフトのスキップ機能があります。これにより、クリーンで効率的なインストール環境を実現できます。

方法4. RufusでインストールUSBメモリを作成

Rufusで作成したUSBインストールメディアを使ってクリーンインストールする方法があります。このツールはシステム要件回避機能を内蔵しており、非対応PCでも起動可能なインストールメディアを作成できます。

  • Rufus公式サイトから最新版をダウンロードし、ポータブル版を実行

  • 8GB以上のUSBメモリをPCに接続し、Rufusで認識させます

  • Windows 11 25H2のISOファイルを「選択」ボタンから指定

  • パーティション構成で「GPT」、ターゲットシステムで「UEFI」を選択

  • 「スタート」をクリックしてUSBメディア作成を開始

  • 表示されるダイアログで、「4GB以上のRAM、セキュアブート及びTMP 2.0の要件を削除」にチェックが入っているのを確認して「OK」

  • 指示に従ってメディア作成を進める。

    rufus設定チェック

Rufusの利点として、TPM/セキュアブート要件の自動回避、複数のパーティション構成対応、高い互換性があります。

まとめ

Windows 11 25H2を非対応PCにインストールする4つの方法を紹介しました。

もっとも安全なのは4DDiG Partition Managerを使用する方法です。専門知識を必要とせず、データ損失のリスクを抑えながらアップグレードができます。ぜひ一度試して、その使いやすさを実感してみてください。

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安全なダウンロード

森川 颯 (編集者)

4DDiGの編集長として、データ復元、ファイル修復、重複ファイルの削除、パーティション管理、あらゆる種類のパソコンの問題に対するエラー修復など、Windows および Mac 関連の問題に対する最適な解決策を提供することに専念しています。

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